愛知県立芸術大学 Aichi University of the Arts


研究室

水津功研究室

環境デザイン

カリキュラム

美術総合研究「環境デザイン・ランドスケープデザイン」

この授業は、自分で問題を見つけ、取り組んで成果を出せる自立したデザイナーの育成を目指している。そのために、基本理念としての「環境デザイン」と、専門分野としての「ランドスケープデザイン」という幅の広い視点から、学生各自が設定した研究テーマの探求を指導する。 《環境デザイン》 我々の生活環境は無数のデザインの集合体である。それら様々なデザインを単体として見て行くのではなく、相互に関連し合った群、系として見る事で、初めて気付く事がある。環境デザインは、いわばデザインを生態学的な視点から見る方法を提供する。こう言う見方をすると、人間の生活の歴史は長いが、気づかぬまま放置されている未解決の諸問題がいかに多いかが判る。デザインフロンティアはまだまだ続くのである。これからも、学生諸君の斬新な切り口から、デザインの新しい必然性が生まれるだろう。 《ランドスケープデザイン》 「庭」「公園」「建物の屋外部分」などはよく目にすると思う。研究室では、「場所や地形といった、動かす事の出来ない基盤の上に、自然や人の営みがもたらす結果が積み上げられているのなら、それは全てランドスケープの問題である」としている。我が国は、ランドスケープデザインの歴史が浅く、一般に浸透しているとは言えないが、今後「アート」「景観」「まちづくり」や「生物多様性」「持続可能社会」「地球温暖化」などに大きな影響力を持つ専門分野になるだろう。

美術特別研究「庭園表現」

この授業では「庭」を一つの表現形式として扱う。表現形式とはいえ、美術館やギャラリーで展覧会を行う目的で制作される「場所に従属しない自立した物体」ではない。形式の内に「人間は、場所と、どのように関わるのか」という問題を内包しているので、サイトスペシフィックアートとの関連性は指摘出来るだろう。「人間は、自然と、どのように関わるのか」という問いにも抵触する。また、何かを美しいと言うような直感的な感情も、知識の影響(知的外圧)を受けるので、授業は以下のような手法で行う。(1)場所とコンタクトする。場所を記述する(2)知の外圧を受ける。(3)人が場所と繋がる何らかのアクセスの手法を構想する。(4)構想を具現化しその結果を記録する。